「小さな森の白糸マルシェ」ご挨拶

2016年の5月に始めた「小さな森の白糸マルシェ」は2022年秋に11回目を迎えました。
これもひとえにこれまで一度でも参加して下さった、関心を持ってくれた皆さまのおかげです。これを読んでいるあなたもです。ありがとうございます。
11という数字はアンテナが2本立っているように見えます。柱が2本の門(ゲート)のようにも見えます。

立ち上げ当初、スタッフのアンテナが受信した情報やアイデアが幾度となく議論されました。スタッフは人間界でいう中年の世代です。
「富士宮北部は高齢者の一人暮らしが増えているらしいよ」
「自分の未来と重なるね」
「でもアーティストさんたちの移住は増えているみたい」
「そんな人や作品を結びつける場所があったら面白いかも」
「物を売り買いするだけでなく、表現や交流の場として使ってもらえたらいいね」

原点を振り返ってみると、目的に近づいているかといえば、正直、大成功とは言えないかもしれません。

それでも少しづつ出店者や来場者は増え、コロナによるお休みもはさんで、開催数は10回に達しました。これは始めた時の目標達成です!10回目には900人を超える来場者を数えました。飲食店、クラフト作家さん、体験型、展示、活動発表などなど区画の使い方も色々です。毎回出店して下さる方、また初めての出店の場としてここを選んでくださった方もいます。

こうなるとスタッフも欲が出てきます。
「あんなこといいな、出来たらいいな」
「キャンプイベントはどう?」「小さな森の白糸映画館をやってみたいな」「会場をこんな風に使いたい(インスタレーションと呼ぶらしい)」

「こんなメッセージを発信したい!」
「高尚なことを言っても人が来てくれないとね」
「・・・・・・・・・・・・・・・」

第11回目を開催し、私たちは新しいゲートをくぐりました。これまでも少しずつ変化してきましたが、より自由に、もっとチャレンジングな場として皆さんが活用できるよう、まずはスタッフ各々がやりたいことをやってみよう!そんな宣言をここに記します。これからの小さな森の白糸マルシェにどうぞご期待ください。

2023.3.21